StudyPotの有効活用法  ~茨城県潮来市立延方小学校~

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日本標準

デジタル方式とアナログ方式の教育効果検証のため、StudyPotを導入した潮来市立延方小学校窪谷理先生に、導入のきっかけや具体的な利用方法をお聞きしました。

目次

  1. 導入のきっかけ
  2. 使用した教材
  3. 授業支援ツールを通した配信
  4. 導入して良かったこと
  5. 取材を終えて

導入のきっかけ

延方小学校では、2025年度より「40分授業午前5時間制」の導入を予定しています。導入にあたり、授業と家庭学習の円滑な接続(シームレス教育)が必要と考えました。また、茨城県が「これまでの教育実践とICTの双方の良さによるベストミックス」を、目指す学びの手立てとしている中で、これまでの教育実践をアナログ方式、ICTをデジタル方式として教育実践・検証を行うことにしました。デジタル教材を検討する中で、日本標準の販売代理店よりStudyPotが紹介され、単元テストを採用すれば豊富なコンテンツが無料で使えること、これまでも日本標準の単元テストを採用していたので、先生方の抵抗感も少ないことからStudyPotの導入を決めました。

 

使用した教材

①導入段階では、デジタルドリルの「WEB基礎基本チェック+」をフラッシュ型教材として使用しました。この教材は、一問一答のデジタルドリルで、採点結果が瞬時に分かることから、児童は興味関心を持って取り組むことができました。選択問題だけでなく、並べ替えやグループ分けの問題があることも、定着度を高めることにつながりました。

②基礎的・発展的な問題を学習する段階では、プリント集や漢字・計算miniテストメーカーで自作したプリントを使用しました。特に漢字・計算miniテストメーカーは、先生が問題編集することにより、いろんなパターンのプリントを作ることができるので、印刷して利用しました。日本標準のパワーアップテストも採用しているので、プレプリントとして併用し、課題を増やすことができました。本校の児童は、タッチペンの方が書きやすいと感じる子も多いので、タブレットでプリントを配信して解くことも有効でした。

 

授業支援ツールを通した配信

「WEB基礎基本チェック+」も「デジタルプリント」も、市で導入している授業支援ツールを通して配信しました。普段から授業支援ツールを使用していることもあり、先生も児童も操作に不安がありません。    StudyPotの教材は、授業支援ツールで配信できることも便利です。

 

導入して良かったこと

児童の学習への満足度が高くなったことが一番です。デジタル教材は採点がすぐにされるので、児童からは「分かりやすい」という意見が出ました。また、記録が残っているので、進捗や結果の確認が簡単にできることも良かったです。先生視点では、漢字・計算miniテストメーカーを使って、自作プリントが簡単に、しかもいろんなパターンで準備できたことは大変便利でした。一方で、デジタル教材に対する教員側の問題の熟知や活用方法はまだまだ工夫が必要とも感じました。

 

-取材を終えて-

デジタルドリルの「WEB基礎基本チェック+」をフラッシュ型教材として使用されていることが驚きでした。開発の意図は、テスト前後での定着確認でしたが、このような使い方もあるのかと新たな発見でした。   StudyPotの豊富なコンテンツと授業支援ツールを組み合わせて使用していただくことで、より効果的にご利用いただいていると感じました。一方で、問題量や問題提出方法などのご意見もいただき、とても勉強になりました。今回、取材の機会をいただきました延方小学校様、ご担当の窪谷理先生に、この場を借りて御礼申し上げます。

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