【青木先生の国語授業講座】学習用語を生かす(説明文)
学習用語を生かす(説明文)
青木伸生(筑波大学附属小学校)
この講座では、子どもたちが文章を読み深めるために必要な「目のつけどころ」としての学習用語について、簡潔に説明しています。
教材研究や研究授業を作るための参考に、講座を活用してください。
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今回は、「学習用語を生かす(説明文)」について解説します。学習用語を生かした授業の展開は、作品をより深く読むだけでなく、自分の力で読む力、さらには話し合う力を育てるためにもとても重要です。
動画の概要
- 説明文 の骨組み( Q「問い」 → A 「答え」 へ)
- 序論・本論・結論 ―尾括型の場合―
- 段落のつながり
- 説明文の 4 つの型
- 要旨を 捉 える
- 学習用語を生かした授業の意義
1. 説明文の骨組み( Q「問い」 → A 「答え」 へ )
- 「話題提示」:何についての話をするのか を提示する
- 「問い」
- 「具体的事例」:問いを解決するための事例 を紹介する
- 「答え」:筆者が一番言いたいこと を述べる
2. 序論・本論・結論 ―尾括型の場合―
- 序論:本論に入る前の部分 (はじめ)
- 本論:具体的事例の紹介(なか)→ 事例が順序よく並ぶ場合と、入れ替え可能な場合がある
- 結論:本論の後の部分(おわり)
3. 段落のつながり
- 段落 の つながり方を考えながら文章を読む
4. 説明文の4つの型
- 頭括型:筆者の言いたいことが文章のはじめの方にある
- 尾括型:筆者の言いたいことが文章の後ろの方にある
- 双括型:筆者の言いたいことが文章のはじめとおわりにある
- 時系列型:頭括型や尾括型と 組み合わされることが多い
5. 要旨を捉える
- 要旨:筆者の言いたいこと
- 要旨を捉えるためには、各段落の要点を捉える
- その要点をつなぎ合わせれば、要約文に整理することもできる
- 「何が、どのように書かれているか」「なぜ、そのような書き方をしているのか」を考えながら読む
6. 学習用語を生かした授業の意義
- 学習用語を使いながら、クラス全体で用語の共通理解をもつ
- 同じ土俵の上で共同学習をしながら進めていく
- 自分の力で新しい説明文を読むことができる力を育てる
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