【青木先生の国語授業講座】人物の性格・人物像
人物の性格・人物像
青木伸生(筑波大学附属小学校)
この講座では、子どもたちが文章を読み深めるために必要な「目のつけどころ」としての学習用語について、簡潔に説明しています。
教材研究や研究授業を作るための参考に、講座を活用してください。
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今回は、「人物の性格・人物像」について解説します。人物の性格や人物像を多面的に読めると、作品の理解が深まります。
1.人物像を読むとは?
- 一人の登場人物を、いろいろな角度から読むことを、「人物像を読む」という。
①「モチモチの木」の例
- おくびょうな豆太
- 勇気がある豆太
- 甘えん坊の豆太
②「ごんぎつね」の例
- いたずらぎつねとしてのごん
- 少しずつ兵十に心をよせるごん
- ただのいたずらぎつねではないごん
③「大造じいさんとガン」の例
- 残雪のことをたかが鳥と思っていた大造じいさん
- 残雪のことをたいしたものだと認める大造じいさん
- 残雪のことをガンの英雄と見方を変える大造じいさん
- 狩人として成長した姿を見せる大造じいさん
2.人物像をとらえる
- 人物像は、作品の中でいろいろな面でとらえることができる。
- 多面的に読めると作品の理解が深まる。
- どのような姿・どのような性格として描かれているかということを、いろいろな目のつけどころで読むことが大切。
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