【青木先生の国語授業講座】登場人物
登場人物
青木伸生(元筑波大学附属小学校教諭/昭和学院小学校校長)
この講座では、子どもたちが文章を読み深めるために必要な「目のつけどころ」としての学習用語について、簡潔に説明しています。
教材研究や研究授業を作るための参考に、講座を活用してください。
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今回は、「登場人物」について解説します。登場人物の見分け方が分かっているだけで、物語文の理解度が変わります。
動画の概要
1.登場人物
- 自分から意思をもって、動いたり会話をしたりする人物。
- 会話文の「」があるかないかで見分ける。
- 登場人物は、人間でなくても人間のように数える。
「おおきなかぶ」の例
○おじいさん
×かぶ → 会話文がないので登場人物ではない
○おばあさん
○まご
○いぬ
○ねこ
○ねずみ
「ごんぎつね」の例
○ごん
○兵十
○加助
○いわし売り
○弥助のおかみさん
×兵十のおっかあ → 会話文がないので登場人物ではない
2.学習用語のバージョンアップ例
- ごんの「」は、心の中のつぶやきで、会話文ではない。
- 会話文がなくても、自分から意思を持って動いている人物は登場人物に含める。
→学習用語のバージョンアップ
3.登場人物以外の重要な存在
- 「おおきなかぶ」の「かぶ」や、「ごんぎつね」の「兵十のおっかあ」のように、登場人物に含めないが、重要な存在もある。
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