私の夏休み

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日本標準

8月11日の日曜日の朝。 そして今は私も夏休みだ。

しかし今年の夏休みは不穏というか、落ち着かない。ぼんやりしていられない感が強い。

TVのスイッチを入れると、常時、画面には「南海トラフ巨大地震注意」が大きく映し出される。

これを見るともう、スーパーの飲料水は在庫ゼロになる。その他の食料なども同じ傾向だろう。

スマホは毎日「熱中症警戒アラート」の警報を鳴らす。でも家の中に引っ込んでばかりもいられない。

昼間は晴れていても、夕方からは暗くなり、風が出て、そして突然土砂降りの雨と雷だ。これも毎日。



そんななかのパリオリンピック。   日本選手の活躍を、感動しながら応援している。

メダルを受け取ってインタビューに答える姿に、こちらもジワリときてしまう。

「サポートしてくれた人への感謝」がまず出るのは、日本人の謙虚さの表れか。

一方、セーヌ川の汚染問題や、追いやられたホームレスの人たちが今どこにいるのだろうか、などは気になる。

私は、競技そのものには感動して、特に日本の選手の応援もしている。

しかし、オリンピックという超巨大イベントは、そろそろ限界に来ているのではないかと感じている。

世界の多様な競技を一堂に集めること自体無理があるし、あやしい巨額マネーも動く。

また地球温暖化の今、8月に実施するのも限界ではと思うし。

そんなことを思いながら夏休みを過ごしている。

今週はお盆の墓参りと、終戦記念日だ。独り住まいの夏休みは静かで、少し寂しい。

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