ひと手間をかけるということ

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日本標準

7月16日(日)の朝。  もう窓から入る風が熱い。

何と北海道でも36度を超えた! しかも連日だ。

九州では、大きな水の被害が出ているが、こちら関東では完全にカラ梅雨だ。今朝のニュースで取水制限の話が出ていた。

 

「逆説の法則」(西成活裕著 新潮社)という本を読み始めた。

まだ中身を紹介できるほど読み進んでいないが、まえがきの1行目に、二つの意味で心が引かれた。

「料理を美味しく作るコツは、ひと手間加えることである。」

一つは、料理ってホントにそうだと思うのだ。

7年前に妻が倒れてから、家での食事は必然的に私の担当となった。とにかく何とかしなければならないことになったのだ

妻がリハビリ病院を退院した日から、まず「ワタミの弁当」を利用した。2か月でやめた。二人とも味に飽きてしまったのだ。

それで自分で作り出した。平日は朝と夜、休日は3食とも。

今もそれは続いており、これからも続く予定だが、その中で会得したのが、実は「ひと手間加える」という極意だったのだ。

生協のシステム「パル・システム」を利用しているので、毎週月曜日に、注文した食材が届く。ちやんと計算して注文するほどマメな性格ではないので、届いたものを見て、驚いたり、後悔したりしている始末だ。

また、スーパーの惣菜コーナーのものを買うときも、当然ある。

しかし、最近少し変わった。「ひと手間加える」のだ。

野菜の煮物をつくるとき、ダシを数種類使う。福岡のアゴダシ、日高の昆布、大分のどんこなどを、少しずつ使う。

また、出来合いのミネストローネスープを買ったら、それにトマトを入れ、作り置きの和風ダシを少量加えると、味がぐっとよくなる(ような気がしている)。 こんなところだけど・・。

 

もう一つは「ひと手間加える」って、何事にも通じる話だということだ。

これで良しと思った文章を、読む相手の心になって読み返す。

ワードで作っていたら、ポイントになる言葉を太いゴシックにするとか、箇条書きには数字を入れるとか、ここは改行だな、と考えるとか・・・。

また、最後の言葉を、どんな言葉にするか、少し考える。

 

「伝える」目的は、相手に「伝わる」ことだ。

「深く伝わり」「共感が生まれる」ことができれば最高だ。

 

「ひと手間加える」・・・あなたも、心に留めてみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

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