しっかり考えるとき
8月10日の木曜日。 日曜日ではないが・・・。
6日の広島、そして昨日9日の長崎での平和式典が終わった。
平和を祈念する式典が実行されながら、そのなかに「二つのもの」が並行している。
それは、「核廃絶」と「核抑止」の、平和を希求する二つの考え方だ。
被爆二世など地元の人たちが前者で、政府関係者が後者という位置づけのようだ。
どちらも平和を求めているのだから、同じか?
戦後約80年の中で、今最もその見極めが大切なところに来ているのではないか?
なんせ、核兵器の使用が今あちこちで言われている。あるいは危険視されている。
例えばロシアやベラルーシ、北朝鮮、中国はどうか?
そんな緊張感の高まりの中で、台湾に出向いた日本の副総理からびっくりする言葉が飛び出した。
「戦う意思を示すことが抑止力」という意味の発言があったらしい。
これは台湾に向かっての言葉だが、同時に台湾を支援する日本の立場の表明にもなるだろう。
台湾有事の際は日本も共に戦う意思を示したことになりはしないか?
私たちは、そこまでちゃんと考えて意思表示をしたっけ? 戦争当事国になる確認を。
私は、いかなる戦争も反対である。 日本国憲法にもそう明記されている。
明日を担う公教育に関わる立場として、大事な問題ではなかろうかと危惧し、ペンを取った次第だ。
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