あれから、3年経って

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日本標準

2月5日の日曜日。寒い日が続いているが、昨日が立春で、これから春が近づいてくる。

そして今日は、妻の3回目の命日。 あっという間の3年間だった。

あの後はずっとコロナ禍が続き、法事は私の子ども家族とだけでやってきた。今年もこの後お墓参りなどに出かける。

この日のためにお花をいただいた方々に、電話やメールでお礼を伝えた。



あの後すぐコロナ禍が本格化して、世の中のあらゆることが変わった。不安や混乱が増した。

今、「広域強盗」「ルフィ」などの言葉が連日報道されている。確かに怖い。

本来(というのも変だが)、留守宅を狙って侵入するはずの犯人が、今は家人の在宅時を狙って侵入し、強盗殺人事件になっている。

国内各地での事件が、実は元締めは同一人で、しかも外国から指示を出していたなど、大変な時代だ。

大変な時代と言えば、もういろいろ言いたいことがある。

岸田総理の秘書官の発言。更迭となったようだが、これはその前の同性婚の法制化についての総理発言「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」とつながった発言だ。

総理のこの問題についての否定的な発言を受けての、秘書官の確信的な発言だろう。更迭で解決する話ではない。この秘書官は、いつか国会議員になるのかもしれない。



そして、東京オリンピック・パラリンピックに関する談合事件、不正行為摘発がまだ続いている。

国民の反対意見が強い中で強行した理由は、実は中止にはできない内部事情があったからなのだろう。

長距離ランナーの新谷仁美選手が、当時発言している。

「反対の人にも寄り添うべき」「国民の意見を無視してまで競技をするようじゃ、それはもうアスリートじゃない」私の胸に強く響いた発言だった。

彼女が、今話題の15歳の高校生ランナーを心配して「そっと見守ってほしい」という発言。正しくて適切だ。



この3年間、あっという間に、人々の心の中に戦争の不安や政治不信、生活不安が強まった。

今、不安を抱えて我慢をするだけではなく、自分自身の心と言葉を使って、発言することが大切だ。

これから会う孫たちにも、そんなことを少しでも伝えたい。

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