「デジタル・デメンチア」を読んで
教材新報の最新号の巻頭ページに、新井先生が「デジタル・デメンチア」のことを書いておられた。
先日会った販売店の社長さんとその話になり、その後私も早速読んでみた。
本文で350ページ、なかなかのボリュームだった。
「デジタル・デメンチア」とは「デジタル機器を原因とする認知障害のこと」という定義が設定されている。
中身が盛りだくさん過ぎてレポートしにくいが、共感することが多かった。
そして、これも現代の病そのものなのだなとも痛感した。
・「デメンチア」は、「中毒」「依存症」などとも言い換えられる
・脳はその使用を通して絶えず変化し続ける(学習する)
・デジタル・メディアによる活動は、脳に学習の痕跡を残さない
・学生がネット検索でレポートを書く場合が、その事例となる
・「face to faceに代わるfacebook」という現象
・これらのソーシャル・ネットワークの「匿名性」という特性(問題)
・鉛筆か、それともキーボードか
・教科書に代わって電子書籍?
というような見出しが続いていく。
世界でも、そしてもちろん日本でも、この問題は避けられない。
いや、この指摘は、「これから」の問題だ。
電話の発明、TVの発明、それぞれ世界を変えると言われた。
結果、変わったような・・・本質は変わらないような・・・感じだ。
さて、現代人はどんな結果を出すのだろう。
いや、大人では無理だ。
今の小学生たちが、その人生の中で答えを見つけるのだろう。
自分自身の「生きる力」として。
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