「成人」の基準が変わる
1月9日の日曜日。
年が明けて今日までの10日足らずで、世の中激変だ。
オミクロン爆発、というのか第6波というのかわからないが、昨日8日は全国で8500人の感染だ。
今日は1万人超えか?
私は悔しい。特に感染者が増えている県には、米軍基地が多いこと。
一般の空港では、国際便で入国する人に厳重な検査等が実施されるが、基地のほうでは入国時検査をしていないらしい。フリーパス、そして基地を出て夜の街に繰り出す。
それでは、ダメだろう。 政府は申し入れてるらしいけど、まったく埒が明かない。
感染者の全員入院はしない方針というけど、では自宅でどうすればいいのだ?。
話は変わる。
今日明日9日や10日は、全国で成人式が開かれたり、中止されたりの2日間だろう。
ところで皆さんもご存知のことだろうが、3か月後の4月1日には、現在18歳と19歳の人たちも成人となるのだ。
4月1日から「成人の年齢引き下げ」が実施されるから。
ではこの20歳未満の新成人が20歳以上の人と何が違うかというと、飲酒、喫煙、公営ギャンブルなどは禁止のようだ。
「契約が自分でできる」「親の親権からの独立」などは、新しい権利(責任?)となる。
これらは少しわかりにくい。
数年前から、18歳、19歳の人に選挙権は与えられるようになっていた。でも実際に投票した18歳、19歳は少ない。
「誰に投票したらいいのかわからない」の理由が多い。
学校や地域自治体の中で、これらの変化とその理由について、十分な説明はされているのだろうか?
必要なのは、新成人となった一人ひとりが、変化の意味と理由をよく理解し、自らの判断で行動できること。
つまり「社会参加」の責任だ。
その環境づくりは、彼らを預かる学校や地域の責任だろう。
わが国では、全世代ひっくるめて選挙の投票率は低い。半数超えるくらいだろう。
議会制民主主義という言葉は、小学校でも学ぶと思う。
これは言い換えれば、私たちは投票によって社会参加しているということだ。
成人として与えられる権利と責任、その判断基準としての自覚、みな必要不可欠のことだ。
若者たちに関する新しい制度をつくるとき、彼らがその制度づくりに参加したり、十分な説明を受けたりしたのだろうか?
自分の成人式など、とっくに忘れてしまった人たちがつくっているんじゃないかと思うのは考えすぎか。
この9日、10日の二日間、教育にかかわる者として考えてみたい。
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