法事で、里帰りをした
5月22日の月曜日。
この土日は、母の13回忌ということで、佐賀に帰ってきた。
わが山田家の菩提寺は、小城にある天継院。
暑い日だったが、広い本堂でお経を聞いて、さわやかな風にあたっていると、まるで昔にタイムスリップするようだった。何十年前と同じ情景がそこにあったからだ。
みんなそれぞれ歳を重ねているが、お互いみな同じだから、あまりそのことを感じない。
法事の後の会食(お斎)では、いろいろと話が続いた。子ども時代のことから、健康のことから、お墓の話から、死後の世界の話まで・・・。
そして、法事のときしか、みんなと会えないねえという話に。
この小城は私の生まれたところ。静かで美しい町だ。
桜が美しい小城公園があり、姉や兄は、そのすぐそばの桜ヶ丘小学校に通った。(その後、わが家は佐賀旧市内に引っ越して、私は赤松小学校を卒業した。)
それから、小城羊羹も(それなりに)有名だ。
近くの祇園川は、今も蛍で有名だ。そしてその山を登ると、清水の滝がある。小学校のころから何度行ったかわからない。
私は、小学校低学年の遠足のとき、その滝つぼのそばの石をわたっていて、水の中にどんぶりと落ちたことがある。そう、私のそそっかしさは、子どものときからだった。
都会に比べると、田舎の風景は、あまり変わらない。山、川、お寺、そして人々・・・。 それが、いい。日常から遠いふるさとが、いい。
1泊のとんぼ返りだったが、大事な時間だった。
ということで、今回は法事での里帰りの話をさせてもらった。
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