友との別れを体験して

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日本標準

今日は、4月19日の日曜日。 少し曇っている。

4月のこの重要な時期に、私はもう一つの体験をした。

大学の剣道部仲間の友が、事故でこの世を去ったのだ。

お互いがまだ10代のころ、私は九州から、彼は北海道からそれぞれ上京し、剣道部の部室で初めて出会った。

それは49年前の、ちょうど今頃だった。

以来、お互い社会人になっても、住むところが離れても、付き合いは続いた。

会社の仕事とその仲間との生活が中心ではあったが、一方でずっと学生時代の仲間との付き合いも大切だった。

私にとって、その昔の仲間の中心にいたのが、その彼だった。

北海道の旭川に層雲峡という名勝があり、彼の会社では、そこでロープウェイを運営している。

そのロープウェイを登ったところには、大雪山系の黒岳という山がある。

観光業、そして最近はエコツーリズムを積極的に展開している会社だが、彼は、専務として兄の社長を助け、獅子奮迅の仕事ぶりだった。

黒岳は、彼にとっては何百回と歩いた「庭」だった。

その黒岳で事故死したのだ。

4月11日と12日の土日、北海道に飛び、告別式では友人代表として弔辞を述べた。

「お前の分まで、俺は生きる」と約束した。

こんな別れは、私には初めてのことだったので少し動揺し、一週間が経って、この文を書いている。

仕事にも、教育にも関係の無いことだが、生きるということを強く考えたので、ブログにも記しておきたいと思ったのだ。

 

 

 

 

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