スマホが 学力を破壊する
7月3日の日曜日。ニュースでも新聞でも繰り返しているから、言うだけでも暑苦しいけど、暑い!!
九州生まれの私は、暑さに強いはずだった。 すっかり自信を無くすほど、暑さが厳しい。
そして、ここにきてウイルス感染は増えてきた。
緊急搬送された人が熱中症かウイルスかを、まず判断するのが大変だと医師が語っていた。 ムムムッ、容易ならざる事態!
さて昨日、私の住む埼玉県狭山市では「第40回狭山市青少年健全育成大会」が開かれ、参加してきた。
第1部は各功労者の表彰、第2部は「少年の主張」そして第3部が記念講演「川島隆太氏」という展開。
小学生と中学生男女の「主張」は、夢、命、友達、災害、現実、平和などがテーマで、それぞれに興味深く聴いた。
そして川島隆太氏の講演だ。
以前より先生の著書は読んでいて、共感もしていた。 前にブログにも書いたことがある(2018年)。
もう20年ほど間から「スマホの脳への影響」について問題提起を続けておられる。
ここ数年の、すさまじいデジタル社会化のなかで、今何を語られるのかを聞きたかった。
その結論を言うと明快だった。 以前からの「スマホが 学力を破壊する」の根拠としてのデータがさらに豊富になったと。
「1日に1時間以上スマホ(デジタル機器)を使うと学力は下がる」
「リモートによる交流では、実は心のシンクロ(同調、交流)はしない」
「勉強中に、そばにスマホを置いていると、アラーム音や着信音が気になって集中力が落ちる」
「子どもは、自分以上に親がスマホを使っている(依存している)ことを知っている」
「スマホは、脳の老化を促進させる」・・・こんなことを私はメモして帰ってきた。
やはり私たちは、直接のコミュニケーションを大切にすることを忘れてはならない。
ウイルス禍からも、そのことを学んだのだから。
デジタル機器の適切な使い方を考えることも大事だろう。依存している自分に気づくことからかもしれない。
聴衆は、お母さんが多かった。あとは教師(らしい人)の方々も。市長も教育長も。
夜になって、(かねてから親しい)主催者の会長から電話をもらい、いろいろと話し合った。おたがい頑張りましょうと。
今私たちは、熱中症やウイルスとも、戦争不安とも、そしてスマホ依存とも戦わなければいけない時代に生きているのだ。
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