江口季好先生を偲んで

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日本標準

強い雨が、もう何日も降り続いている。
すでに、過去の6月の降雨量の記録を破っているとか。

今朝(8日)になって少し小降りになっているが、これからどうなのかわからない。

昨日の土曜日、江口季好先生のお通夜に。

長く、日本作文の会の中心的指導者として活躍された。
子どもたちの作文や詩の教育の、第一人者であったことは間違いない。
また、障がい者教育の実践的研究者としても、すばらしい業績をのこされた。

ただ、私にとっての江口先生は、少し違う。

私の、国語編集者としての師匠という関係である。
大田区の池上小学校には、何度通ったことか。
(いつも、障がい児学級の子どもたちと一緒だった)
ご自宅にも伺ったことがある。

適切な言葉の使い方、子どもの心や感情のつかみ方などを、私なりに学んだ。
率直で本質を突く姿勢は、相手を選ばなかった。
(未熟な私には、少し怖かったが・・・)

先生は、佐賀県出身だった。
私と同郷である。そのことで私は勝手に身近に感じていた。

お通夜のお経を聞きながら、いろいろなことを思い出した。
当時お世話になった、ほかの先生方のこともいろいろ思い返していた。

・・・港区芝の増上寺には、ずっと、激しい雨が降り注いでいた。

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