2021年8月15日に
この数十年経験したことのない雨量・・・この表現は去年も聞いた。一昨年も。
私の故郷の九州では、この数年続けて大きな水害が起こっている。もちろん、日本の各地でも。
これは、「予想もしなかった災害が起こった!」・・・ではないだろう。
温暖化が進む中で、地球規模の異常な気象現象としか考えられない。
TV画面に昔親しんだ風景が映っている、水浸しになって。
「大丈夫?」・・・佐賀に住む姉や甥っ子に、心配で何度も問い合わせてしまう。
「ギリギリで、まだ大丈夫。」・・目の前の川の水位だ。
今も、ウイルス感染者は「過去最高」を続けている。
重症者の数も、自宅療養者(入院できない人)の数も。
明らかに状況はひっ迫しているのだ。
オリンピック開催の中で、感染者は急増した。でも政府によるとこの二つは無関係らしい。
なぜ無関係と言えるのかは、説明されていない。
飲食業者はどうしているのだろう。個人経営の店では「掟破り」が出てきていると思う。
もうとっくに死活問題だし、オリンピックの選手村周辺の密状態や、路上飲みの様子を見ていたら、それはもうやってられないと思うだろう。
首相は記者会見での質問にいら立っているし、都知事は「帰省しないで」ばかり。
そして今月24日からは、パラリンピックが始まる。
5年間待って、鍛錬してきたアスリートのことを考えると言葉が出ない。
でもこのまま感染者が増え続ける中で開催されると、それも怖い。
じっと耐えると、耐え続けると何とかなる・・・のか?
今日本国民は、老若男女、子どもからお年寄りまで、そして国民の「安心・安全」を言う政治家の人まで一緒に、目の前の氾濫しかかっている濁流を、ただ茫然と見つめているだけなのではのではないか。
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