子どもたちは、何を思うか
4月25日の日曜日。 薄曇りの朝だ。
今朝は、緊急事態宣言のニュース一色。
日本全国から、ため息が聞こえてきそうだ。
ため息の中で、みんなは何を考えているのだろう。
つい先日、緊急事態とまではいかないと、変異型ウイルスは関西圏の問題だと言ってたけど・・・。
「まん延防止」の宣言とは、いったい何だったのか。
専門家の意見を聴きながらというが、どう見ても専門家はもっと深刻な提起をしていた。
何を判断基準にしているのだろうか?
この判断のあいまいさに、東京オリ・パラ開催が影響しているということはないだろうか?
毎日聖火リレーの様子を伝えるTV、そして新聞。
私には、国への「忖度」のような気がする。
国民の大半が中止や延期を望んでいても、やっていいのだろうか?
似たようなことで、原発汚染水の海洋放出問題がある。
地元の人は反対が多い。当然だと思う。そこで生きているのだから。
それでも実行できるのだろうか?
「主権者のいない国」(白井聡 講談社)を読んでいる。
「私たちが私たち自身のかけがえのない人生を生きようとすること、つまりは人としての当たり前の欲望に目覚めること」(317頁)と。
今の社会の様子を、落胆したり、あきらめたり、あるいは希望を持ったりするのならば、それは各々の生き方として判断し、行動することなのではなかろうか。
明日を生きる若者や子どもたちに、今私はそんなことを伝えたい。
コメント
コメントがありません