男らしさ 女らしさ
4月11日の日曜日。気持ちのいい快晴の朝だ。
今朝の散歩コースでは、きれいに葉桜になっていた。
地球温暖化のせいか、多くの地域で入学式シーズンの前に桜の花が散ってしまうようになったらしい。
さて、ウイルスの恐怖は増すばかりだが、一方でオリンピック・パラリンピックの準備も進んでいる。
池江選手の奇跡のような大活躍には、ただただ感動する。
でも、一方で心配でたまらない。世界が祝福するオリ・パラになるのか、アスリートたちが心から納得できるものになるのか。
ところでこの1年、結果的にウイルスが私たちに教えてくれたことに、「男らしさ、女らしさ」の問題があるように思う。
私たちは今まで、何度となくこの表現を使ってきた。ふつうに毎日の生活の中で。
でも、その男らしさとか女らしさとかの言葉の中に「決めつけ」や「差別」がある。
これが、実に日本人には難しいようだ。
問題になったM元首相など、当人は正直まだ「?」という状況なのではなかろうか。
多様性を大切にする社会になるということに、強い気持ちで踏み込むときが来たのだと思う。
「男らしい、女らしい」を、「人間らしい、あなたらしい、自分らしい」と。
息子が、孫娘の高校入学式の写真を送ってくれた。
この子たちは、これからどんな人生を送っていくのだろう。
きっと、私のような戦後すぐに生まれてこれまで生きてきたものとは、全くちがう社会を作っていくのだろう。
「男らしさ、女らしさ」という表現などは使わないで、「自分らしさ」を存分に表現して生きてほしい。
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