「できない」は伸びしろだ
1月24日の日曜日の朝。
今にも雪に変わりそうな冷たい小雨が降っている。
昨日の土曜日、早朝ウォーキング以外では外に出なかった。
私の休日は、午前中机について仕事の整理や読書、お昼からは掃除や買い物、そして日曜日はお墓参り、というパターンが多い。
静かで落ち着いた生活が、最近は気に入っている。
土田和歌子さんの記事を新聞で読んだ。
夏と冬のパラリンピックで金メダルを獲得して「レジェンド」と言われている人だ。46歳にして現役。
高校時代に交通事故に遭い、車いす生活に。
今、東京オリンピック・パラリンピックが追いつめられている。
政府とJOCは実施するという姿勢だが、状況が極めて厳しいことは誰もが思っていることだ。
まだウイルスは感染拡大中、そして開催まであと半年。
無理だろう。
心配はアスリートたちだ。内定者は準備を怠るわけにはいかない。未定の競技の選手たちは挑戦を続けなければならない。
そして当事者たちはコメントしにくい。
土田さんは、「『できない』ことは伸びしろだと思って、『できない』を『できる』に近づける努力をしている」とおっしゃる。
「そのための目標を設定することがモチベーションとなり、現状を受け入れて前に進む覚悟が芽生えるのです」
パラリンピックの開催については「今は命を優先するべき。命が約束された世の中であってこそ、スポーツが成り立ちます」と。
この不安ばかり広がる状況のなかで、彼女の毅然とした言葉と生き方は、私の心を揺さぶる。
不安なときには、いや不安なときこそ希望を絶やさずに自分を高め、前進する。
私も学びたい。
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