恩師 清水厚實氏を偲ぶ
5月19日の日曜日。 暑くなってきた。
私たちの業界、日本図書教材協会(日図協)、全国図書教材協議会(全図教)を、各出版社の創業者と共にゼロから築き上げ、そして日本教材学会の会長をされていた、清水厚實氏が逝去された。
清水氏は私の恩師だった。 編集者時代からの、社外の恩師だった。
若いころから、私たち出版社と販売代理店との協働によって、全国のすべての学校に学習教材を提供する「学校直販システム」の意義について、懇切丁寧に指導を受けた。
私が経営者の立場になってからは、会社に何度も来てもらって講演をお願いし、社員教育をしてもらった。
そして私が協会の活動に参加するようになってからは、いつも励ましの言葉をかけていただいた。
日本標準の創業者(石橋勝治)の協会活動の話も、よく聞いた。
昨日の土曜日は、日本教材学会の会議で午後の半日を費やした。
私は、恩師清水さんから強く指導(命令?)されて、この5月から学会の副会長になったばかりだったのだ。
会長の突然の逝去で、学会内部の動揺も大きく、いろいろな対応にも迫られ、とにかくの善後策も必要だ。
清水氏の大変な尽力で、日本教材学会もここまで歩んできた。教育情勢は学会の発展をますます必要としている。
ここでこの歩みを鈍らせることがあっては、何とも故人に申し訳が立たない。
昨日の会議は、皆がそんな思いで集まった。
私も、今その思いが、特に強い。
コメント
コメントがありません