「司法取引」制度がスタート
7月15日の日曜日。3連休の真ん中。
とにかく、この暑さは危険である。うっかり外に出てはいけない。
喉が乾いたらではなく、意識的に水分を摂らなければならない。
さすがに、朝のウォーキングのときに体が重い。
しかし、豪雨災害の懸命の復旧作業の様子を見ていると、とてもとても甘えてはいられない。
6000人近くが今も避難生活状態。断水も続いている。
泥が乾き、感染症が増えているとか。大変なことだ。言葉を失う。
さて、
新聞に「初の司法取引成立」とあった。この6月からスタートした。
どういうことかしらん? とネットなどで少しだけ調べたが、よくわからない。
でもなんだか不思議だ。気になる。
外国公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法違反の疑いで、ある企業を捜査するなかで、その企業は社員らの不正行為を明かし、法人の立件を見送ってもらう、という取引らしい。
この企業の社員が、現地の公務員に要求されて賄賂を渡した疑いらしいが、同社は、捜査に協力することを決め、特捜部に情報を提供する司法取引に合意したという。
他人の犯罪に関する情報を捜査機関に提供することで、自分の刑罰が軽減されるというのが司法取引なのだそうだ。アメリカでよくある。
私も企業人である。
この賄賂を渡した社員は、私利私欲からではない(だろう)。
むしろ、会社の使命を何とか果たそうとしての犯罪行為だろう。
その社員の上席の責任者や会社トップが知らなかったのか?
一個人で、会社の金を動かせるか?
これ、会社を救うために社員を切り捨てていないだろうか・・・?
今話題の、官僚の忖度というやつも、本来その本人が「やりたい」ことではない。空気を読んでやってしまったり、やらざるを得ないとやってしまったりしているのだろう。自殺者まで出ている。
大企業ほど、タテ社会。
堂々と、企業が社員を「トカゲのしっぽ切り」に利用することになるのではなかろうか?
会社は知らなかった、社員が勝手にやったこと、・・・として。
中学の道徳、高校の公共などの、格好の授業の題材になっていきそうな気がしないでもない。
この「司法取引」、なんだか怖いよ・・・。
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