予測が、困難な時代には
11月13日の日曜日、まさに小春日和。陽射しが柔らかい朝だ。
小鳥のさえずりも聞こえてくる。
その穏やかさとはかけ離れて、今朝の新聞やTVの報道はあわただしい。
そう、アメリカのトランプ新政権は、日本にとってどうなのか、・・だ。
いや私も正直びっくりした。予想していなかった。
まさにトランプショック、いちばん驚いたのは安倍政権だろう。
メディアも、書く、書く。
まずは、これからの日本は大変だあ!・・・これが1日目。
そして2日目からは、いや選挙前はあんなこと言ってたけど、実はもっと現実的に考えていて、日本のこともよく分かっているから、むしろよかったという論調になってきた。(・・・この変わり身の早さはすごい。)
アメリカでは、新政権の準備が始まっているが、一方では反トランプのデモや集会が続いている。
しかし、選挙前の過激な発言は控えるとしても、彼を大統領に押し上げた人々の期待に応える政策は実行されていくにちがいない。
戦後71年、日本にとって大きな転機となるのか、そうならないのか、いずれにしても重要な局面を迎えたことはまちがいない。
ところで標題の「予測が困難な時代」というのは、日本の社会そのものでもある。そして教育の世界も然りだ。
次期学習指導要領のための「審議のまとめ」の最初に「予測が困難な時代」とある。
右肩上がりの経済成長時代は終わり、グローバリゼーションが叫ばれ、ICT時代の人々の生活や仕事が大きく様変わりする。
だれも、先を予測できなくなってきたのだ。私もそう思う。
ただ、予測困難だから「あれもこれも主義」、というのだけは避けるべきではなかろうか。私は新学習指導要領に、そのことを心配している。
これから数か月のうちに明らかになっていく新学習指導要領だが、学校現場は、そして私たちは「あれもこれも主義」ではなく、その中から最重要なものを見つけ、具体化していくことが大事だろう。
しっかり足元を見つめて進むことだ。
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