18歳選挙権と主権者教育
1億総活躍社会を、と言われている。
これは、スローガンなのか政策なのか?
加藤大臣が誕生したからには、実現させようという政策なのだろう。
しかし、独自性がさっぱりわからない。(誰か、わかる?)
厚労省、文科省、経産省、復興省、地方創生省、女性活躍省・・・。このなかで女性活躍省は加藤大臣の兼務だ。
これだけ重なりのある組織を作って、何かをしようというのは、正直民間感覚ではありえないことだと思う。つまり無駄が出るに決まっているからだ。
さて、今日はその話じゃない。
18歳からの選挙権の話だ。
高校3年生の、18歳になったときから選挙権を持つという話だ。
最近、20代の若者の3割しか投票をしていない中での新制度だ。
そして、選挙権を与えるからには、高校生に対して学校では「政治的中立性」を保った教育が必要だと論じられている。
これって、一見さらっと通りそうだが、ちょっとおかしくないか?
18歳の若者が選挙で投票できる仕組みにしようというのは、その年齢になったら自分で考えて判断し、投票できると判断したということだろう。
総務省では「国や社会の問題を自分の問題として捉え、自ら考え、自ら判断し、行動していく主権者を育てること」とある。
つまり「主権者教育」こそが必要なのだと言っているのだろう。
大賛成だ。
私は、「政治的中立性」を重視した「主権者教育」という表現は、矛盾しているし、ねじれていると思えるのだ。
そのことを考えるのも、主権者の責任であり権利だからだ。
ちなみに、「政治的中立性」に該当する外国語は存在しないと、佐藤学先生は書いている。
論理的思考というやつを使って、これからの議論を見守りたい。
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