「18歳選挙権」について、考えておくべきこと
この話、もう皆さんご承知のとおりである。
これで240万人の新しい選挙民が増える。
「若い世代の意見が政治に反映される」ということで、総体的に賛成意見が多い。私も、そう思う。
その中で、今朝の日経新聞の一面「春秋」欄に着目した。
実は、1969年10月31日に文部省から、高校生の政治活動を全面的に禁止した通達が出されている。
そしてこれは現在も発効中だ。
では、18歳に到達した高校生の選挙民は、どんな方法で「政治的な関心」を持つのだろうか。
授業でなのかな? 毎日の生活の中で? 家族との話し合いで?
文科省では、この通達を見直すらしい。どう見直すのだろうか。
ちょっと考えても、「学校の授業(カリキュラム)に組み込む」から、「高校生の政治活動を自由にする」まで幅は広く大きい。
各政党では、この240万人の獲得に動くらしい。
私は、その前に、この若者たちに「選挙民としての教育」を、まず国が示すべきだと思うのだ。
今日本では、従来の若者群で、半分も投票していない。
この流れだと、投票棄権者の再生産システムとも言われかねない。
18歳選挙民は「未成年?」「成年?」(法令との関係は?)
〃 「飲酒OK?」(まさか、高校生だ)
(でも18歳社会人は?)
これらも、追って決められていくらしい。
「政治的教養は教育上尊重されなければならない」(教育基本法)
今後、教育の場で、しっかり取り組むべき課題ではなかろうか。
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