「子どもたちの未来を、考えてみた」
21日の日曜日の朝。
昨日は冷たい雨が降っていたが、今朝はほぼ青空だ。
明日は冬至、そして今年は残り10日間ということになってしまった。
「すげーなあ」と思うが、何がすごいかは定かではない。
「子どもたちの未来を考えてみた」乙武洋匡著 PHP
昨日からこの本を読んでいる。
ご存知のように「五体不満足」の著者だ。
この10年間の体験をもとに「教育」「福祉」「スポーツ」の三つの視点からの発言である。
まだ半分過ぎまでしか読んでなくて、今日中に読み終わる。
でも今、ブログの時間になったので取り上げたい。
「教育免許のない人間は教育を語るな」という論調を感じて、29歳で大学に入り直し、小学校の教員免許を取得。
彼は、杉並第4小学校の教諭(3年間)を勤めた。
・「教員の質の低下」が叫ばれていたが、実際の現場は情熱と創意工夫が あふれていた
・教育は、文科省の会議室じゃない、教室という現場で起こっている
・「念のため、やめておこう」「リスクがないように」」という空気が強い
・横並び主義は、いったい誰のため?
いろんな感想が、わかる。
道徳の授業については、
・これほど難しい授業はない
・他の教科は基本的に子どもたちが知らないことを教えるが、道徳の価値観 (嘘をつかない)(友達となかよく)などは、すでに子どもたちは知っている
・だから、これほど退屈でワクワクしない授業はない
・道徳の教科化にあたって、授業内容を大きく変革すべき
「今、私が日本の教育に最も欠けているのは、『批判的思考』を身につけさせること」と述べている。
なるほど、と思った。
私は今年、大人に向かって「批判的思考(クリティカルシンキング)」を語っていたが、これは子どものときから大事だったのかもしれない。
そして、最近のあれもこれもの教育政策について、
「コップのサイズは変わらないのに、どんどん新しい水だけ注ぎこまれている」
「コップのサイズを大きくしていくのが理想形」
などの発言が印象に残った。
このあとは福祉の話に入っていくが、それはまた次の機会に。
ということで、今年残り10日間。
あっという間に通過するだろうけど、とにかく頑張ろう。
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