【青木先生の国語授業講座】物語の構造(くり返し・起承転結)
この講座では、子どもたちが文章を読み深めるために必要な「目のつけどころ」としての学習用語について、簡潔に説明しています。
教材研究や研究授業を作るための参考に、講座を活用してください。
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1.物語の基本的な構造
- 一番大きな骨組みは「A→A’」。
- 物語のはじめと終わりで、何かが変わる。
- 変わらない部分もあるので、「A→B」ではない。
- 作品例「モチモチの木」
2.くり返しによって変わっていくパターン
- 出来事がくり返されることで、変わっていく。
- 作品例「おおきなかぶ」
3.出来事が解決されるパターン
- ある出来事が解決されることによって、最後に変わっていく。
- 起・承・転・結の構造。
- 作品例「スイミー」
4.どちらの構造なのかをとらえる
- 教科書に出てくる物語の多くは、「くり返し」か「起承転結」のどちらかのパターンで描かれていることが多い。
- どちらの構造なのかをとらえた上で、教材研究をすることが大切。
- 学習指導要領にある、「構造と内容の把握」という大きな枠組みをとらえる読み方につながる。
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