公教育を心配して
11月10日の日曜日。今朝のウォーキングで冬の代名詞のオリオン座を見た。
教師の働き方改革が、ずっと話題になっている。しかし、なかなか改革は進まないようだ。
教師の残業代の代りに割増(本給の4%)支給する給特法の見直しが進められていた。
文科省では4%を13%に引き上げていく方針が出されていた。
しかし、このほど財務省案が出されて、簡単にいうと5年かけて10%にしていくとか。
なんだ、まだ13%は本決まりではなかったのか。
はてさて、現在の学校の状況を思うと、心配なことが多い。
高知県では、教員採用試験合格者の7割が辞退というショッキングなニュースが。今後もっと増えるとも。
ほかの県でも、同じような状況が続いているようだ。
全国の不登校者34万6千人、小中特別支援学校での暴力行為10万9千件、それに子どもの自殺・・・。
子どもの、そして教師の幸福度や満足度は、どうなっていくのだろう。
コロナ禍とGIGAスクールが一気に降りてきた日本の公教育では、いろんなことが起こった。
まずデジタル、オンライン学習が増えた。 不登校が増えた。マスクを外せない子どもが増えた。
先生は、ますます、ますます、忙しくなっていった。休職者も増えた。
公教育の話をしているが、実は心配なことは一般社会のなかでも起こっている。
例えばネット犯罪と強盗事件の急増だ。犯罪者の残虐性と低年齢化を感じる。そしてネットがらみである。
「インターネットは最短距離を出すツール」という言葉を思い出した。
公教育も、そして私たちの毎日も、最短距離ばかりでなくてもいいのではないだろうか。
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