言葉の重さ、軽さ

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日本標準

5月26日の日曜日。 今朝も静かな朝だ。

この日記帳では、世の中のことに文句ばっかり言っている気がする。少し気にしている。

でも、言いたいのは、言葉の軽さだ。(また、文句・・・)

「注視していく」「慎重に検討する」「適切に対応する」「検討に検討を重ねる」「最善を尽くす」・・・。

これは、現首相の国会や委員会での発言(答弁)のなかで、やる気がないように感じられる表現ベスト5というものを順に並べたものである。

私も、夜のニュースなどで観る(聴く)ことがあるが、確かに同感である。

この言い方で、すべてがあいまいになる。そこまで具体的なことを訴えていたとしても、それを一気にあいまいにしてしまう表現だ。



人は言葉で生きる、と私は思っている。人間だけが自分の心を表現できる「言葉」を持っているから。

首相は「丁寧な説明に全力を尽くす」(昨年8月)とおっしゃっているから、そうなんだろう。

しかし、私はあまりそう感じない。

今の世の中、とにかく不安は多い。

毎日の生活をおびやかす物価高、地球温暖化の中の世界的食糧不安、人口減少と高齢化社会のこれから・・・。

ひんぱんに行われている日米韓の共同軍事演習(同時に中国や北朝鮮の軍事行動も)。

私たちは、毎日の中の不安が少しでも軽くなり無くなることを願っている。

それを期待して、国の政策や政治家の方々の言葉に注目するのだ。

立派な言葉を並べて、最後にそれをあいまいにするのは、人々の期待に応えるものではない。

言葉の力、言葉の責任を、みんなが考える時代ではないだろうか。

高齢者の定義を5歳引き上げよう・・・という発言は、だれの期待に応えているのだろうか?

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