今、私たちが考えなければならないこと
12月18日の日曜日、寒い朝だ。 各地に大雪警報が出ているようだ。
前回お知らせした私のコロナ感染は、3日間のノドの痛みに耐えた後は回復した。
後遺症は、味覚と嗅覚。美味しさがわかりづらく、料理の意欲が少し落ちている。
あとは、数日会社を留守にしたため、出社後の目まぐるしさかな。頭の回転を戻すことに苦労した。
さて、今最大の心配ごとは「防衛費」。 「反撃能力」でもいいけど。
「日本国民は、・・・政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し・・・」これは日本国憲法の前文の中の一節である。
世界の、そして日本周辺の国際情勢の緊張の中で、政府は「反撃能力」という名称の「防衛力強化」の方針を決めた。
わからない。「反撃能力」の意味するものは「敵基地攻撃能力」だ。相手に攻撃されそうだと思ったときに、こちらから攻める行為だという。それは「戦争」ではないのか。相手もそう思ったら、そうするだろうから。
そして、43兆円必要だという。これもわからない。ミサイルとか無人機とか言われているが、ちゃんと説明はされていない。どちらも殺傷能力がポイントの高額な「武器」だということはわかる。
43兆円、財源はもちろん無い。増税と赤字国債による未来社会からの前借りしかない。
国会での討論無しに、政府だけで決めたことも不安が募る。
戦後の歴代政権が守り通してきた不文律(戦争だけはしない)が、今とうとう破られようとしているのかも。
戦後に生まれ、生きてきた私たちは、繰り返し聞かされた。学んだ。
民主主義という、話し合いを大切にすることの大事さを。人の命より大事なものは無いと。
世界の人々の命だ。
戦後最大の大転換なら、国を挙げての論議をすべきではないのか。(国民の代表が集まる国会でもしない)
戦争は、庶民の知らないところで起こる。そして最初に犠牲になるのは、その庶民だ。
思想信条を乗り越えて、今、考えるときではないだろうか。
「戦争が起こるの?」・・・子どもに尋ねられた親は、先生は何と答えればいいのだろう。
「戦争を起こさないための軍事力強化だよ」という答えの虚しさは、過去の二度の世界大戦が示している。
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