土曜登校の子どもたち
5月8日、土曜日の快晴の朝。
わが家の2階にいると子どもの声が聞こえた。外を見ると子どもたちがグループ登校していた。月1回の土曜登校だ。
7~8人くらいのグループで、先頭には高学年の子どもが旗を持って歩いている。
みんながほぼ下を向いて歩く集団、少し心配。肩を組み、おしゃべりをして歩くグループもいる。
手提げバックを持っている子がいると、日本標準の習字バックじゃないかな? と見つめたりもする。(職業病)
思えば、その昔うちの子ども(とその世代)が前の道を歩いた。その後、時間が経って、孫(とその世代)が同じ道を歩いた。
今はその孫たちも高校や中学に進み、この道を歩いていない。
さっき、外を眺めていて、ふいにこの間の時の流れを感じたのだ。
ウイルス禍で、この時間も自宅でオンライン学習の地域もある。
仕方ないのだろうけど、やっぱり子どもたちは学校で、みんなで学び、生活をするのが一番だ。
子どもたち自身がわかっている。ついでに言えば先生も知っている。
AI時代、日本は世界に遅れている。だから・・・。
GIGAスクール構想を打ち出す理由だ。
しかし、急ごしらえのオンライン学習構想は、ウイルス禍の中で全国各地で大混乱を起こしているのも事実だ。
オンライン学習によって、本当に「生きる力」としての学力、あるいは「学びの力」というものが定着するのか冷静に調査をしてみるべきだと思う。特に小学校で・・・。
私の調べる限り、世界にはほぼ無い。
日本のデジタル技術が遅れているのは、社会人間近の大学、高校時代の学びのスタイルに問題があると考える。つまり「学びの力」が弱いのは、その世代だ。
前の道を歩く子どもたちを見て、ふとこのブログを書き出した。
もう、子どもたちは歩いていない。 静かになった。
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