子どもの学びは、どうなるのか
6月7日の日曜日。昨晩は激しい雷雨だった。
この数日で心を痛めるニュースは、拉致被害者横田めぐみさんのお父さまが亡くなったこと。
無念のお気持ちは想像を絶する。なぜ何もできないのだろうか。
さて学校が全国的に始まった1週間だったと思う。その滑り出しは地域各校さまざまの分散登校のようだ。
これからが学校も子どもたちも大変だなあと心配していたら、昨日6日の報道で「授業外で教科書の2割分を学ぶことができる」とする通知を文科省が全国の教育員会に出したということだ。
授業外でということは、家庭でということか。あるいは塾?
学校閉鎖の3ヶ月、家庭学習に取り組んできた親子のがんばりを想像すると、「おいおい、簡単に言ってくれるなよ」と思う。
学校で全部はやりきれないから家庭にしわ寄せすれば済む問題ではない。
文科大臣は「家庭に負担をかけるということではなく、授業以外の場で学習指導員なども活用しながら個別の指導を行う」と。
これから学習指導員を募り、配置していくというが、学校現場の切迫感とはずれているのではなかろうか。「たった今、それどころじゃない!」と。
ウイルス問題で、私たちの生活や仕事、社会の在り方は根本から揺さぶられている。まだその真っただ中だ。これからどうなっていくのかわからない。
ただ、ウイルス前には戻れないとは感じている。
そんなとき、「学校の長期休校の対策を授業以外で」という方針は、安易にすぎないか?
学校教育の根幹を否定するかのように思えてしまうのは、私だけだろうか?
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