困難を、希望へとつなぐために
5月10日の日曜日の朝、雨がやみました。
TVも新聞も、ネットニュースも、ウイルスの話ばかり。
息を潜めて過ごす毎日は、いつまで続くのだろうか。
TVは、ニュース以外はすっかりネタ切れのようすで、昔のデータを特番というタイトルで繰り返している。
ニュースで、休校になっている子どもたちのためのオンライン学習の紹介も見るけれど、私は、子どもたちや若者の討論会をTV局が制作すればいいと思う。
家の中で、TVやタブレットやスマホの画面を見ている時間が長くなっている子どもや若者が多くなっている今、考えていることや不安が多いはず。
テーマ別に、編集せずに、ライブで。
「自分の不安」「将来のこと」「友だち」「いちばんうれしかったこと」「悲しかったこと」「仕事」「私から見たおとな」「家族」「これだけは言いたい」など。
私は、ウイルス問題がおさまった(おさまるのか?)あとに、どんな世の中になるのか(するのか)に最大の関心がある。
ずっとグローバル社会が叫ばれ、グローバル経済が世界を引っ張ってきた。
でも、グローバル企業が人件費の安い国で生産していた部品が、今回ウイルスでストップした。すると製品そのものが生産中止になって、多くの人が失業している。
グローバル社会は、平常時に強くても、非常時に弱い。
日本は、食料、エネルギー、そして医療品など、自給率が低すぎる。
ウイルス前、国内生産マスクは何パーセントだったのか?
こんな危機感を持つことも大切なのではないか。
そしてこんな疑問や不安は、若者や子どもたちのほうが敏感なのだろうと思う。
これからの人生が長いのだから。
今は、困難に耐え、希望へとつなぐとき。
それは、考えること、判断すること、そして話し合うことから始まるのではなかろうか。
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