4月、新学期の季節に
4月8日の日曜日。
朝のウォーキングコースの桜は、ほぼ葉桜となってしまった。
今となってみると、いつがピークだったのか・・・?
毎年やってくるこの4月は、それぞれの家庭での区切りやスタートの季節となる。
私事では、孫の一人(息子の長女)が中学校入学、もう一人(娘の長男)が小学校入学だ。
たぶん、明日が入学式ではなかろうか。
仕事のせいにして、子どもの入学式は知らない。(世の中もそうだった)
もちろん、孫のそれに出るわけでもないが、昨今の入学式がどんなものか見てみたい気も、少しする。
きっと昔よりも感動するのだろう。年齢のせいで涙腺がもろくなっていると自覚しているから。
この4月、もちろん仕事のうえでは最盛期。勝負のときである。
この土日も、物流センターではフル稼働で全国に教材を送り出している。
社員はもちろん、多くの地域の方々のご協力によって動いている。
いつもこの季節には、地域に支えられている企業だということを特に強く感じる。ありがたいことだ。
この数日で「地方に活きる若者たち」(旬報社)、「すべての若者が生きられる未来を」(岩波書店)の2冊を読んだ。
現代の若者たちの、教育からも、家庭からも、そして仕事からも排除されようとしている現実について、強く問題提起をしている書である。
さまざまな理由で引きこもりや中途退学となった場合、その状況に抗してポジティブに社会の中で生きていくことが、とても難しい現実がある。
そんななか、「学校」の役割は大きい。
地域のネットワークの中心に学校が位置して、子どもたちを見守り、必要なケアをしていく。
そんなことが重要になってきていると自覚させられる2冊だった。
4月、新学期という言葉から、そんなことが頭に浮かんだ。
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