「友達に国境はな~い!」について
3月25日の日曜日。
東京では、昨日ソメイヨシノの満開宣言があったらしい。
近いけど、少し離れたこちら埼玉県では、まだそこまではいかない。五分~七分咲きというところか。
昼時には、車いすを押して桜並木の川沿いでも歩こうかと思っている。
この3月は、孫の保育園の卒園式と小学校の卒業式があった。
出席したわけではないが、送ってきた写真などを見ていると、その成長を思って少しジンワリなる。
さて、また気になる話があった。
「友達に国境はない」という、実に当然の、そして文科省の従来からの国際教育の方針について、とんでもないと批判する人が現れた。
与党の文科部会の国会議員である。そして先日の前川喜平氏の授業に対して、文科省に質問をした人である。
この方は、文科省のポスターを見て、「思わずのけ反りそうになった」らしい。そして「国際社会は国家間の国益をめぐる戦いの場であり」「国家意識なき教育行政を執行させられたら、日本という国はなくなってしまう」そうだ。
領土問題という政治的な課題と教育の本質とを、ごっちゃまぜにした暴論と言うしかない。
参考にしてもらいたい資料がある。
ドイツの主権者教育 -国民全体の議論を経て―
1.教員が生徒たちに自らの見解を押しつけない
2.実社会で意見が対立する問題は、授業でも議論し合う
3.生徒の主体的な態度を育む
(政治教育に関する中立3原則) 日経新聞2月16日社説より
いかがだろうか。
ドイツは大人だ・・・と思う。 日本は・・・。
コメント
コメントがありません