PTAの仕事
7月1日の土曜日。小雨模様だ。明日からは猛暑とも。
さあ7月、今年も後半戦に入った。何かピンと来ないが・・・。
しかし、しかしだ。 これは、無いだろう。
「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてお願いしたい。」
昨晩からのニュースで何回聞かされたかわからない。
「誤解を招きかねないので撤回したい・・・。」
どう考えても、誤解のしようがない、明快な日本語だ。
小学校や中学校の、世の中を学ぶ最適の教材ということだけは言える。大人とは、こんな言葉遣いをするものなんだ、とか。
さて、今日のテーマはそれじゃない。PTAだ。
「ある日うっかりPTA」(杉江松恋著 角川書店)を読んだ。
はずみのような感じで、3年間PTA会長を務めた記録だ。
著者はプロのライターなので、文章は実に軽やかで洒脱。90分で読了した。
「強制か、自由参加か」と、何かと話題になる、そしてやや重苦しいイメージがあるやもしれぬ「PTA」。
金髪を刈って、会長に就任したところからの行動記録だが、私はとても参考になった。この著者は、誠実に、革新的に、3年間会長を務めた。
そしてこれを読んだ私が、何といっても勉強になったのが、
「PTAは、学校のためでも、先生のためでもなく、自分が学ぶために参加するもの」という著者の発見である。
PTAに関するシンポジウムに参加して寺脇研氏の話を聞き、「なるほど、そうだったんだ!」とおおいに納得したと書かれている。
そうなのか、そうなのだ、そう考えるものなんだ・・・。
これは、新学期になるとPTA役員からいかにして逃れようかと苦心している保護者の方々に、ぜひ伝えたいことだと思った次第である。
一読を薦めたい。
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