憲法について、考えてみる

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日本標準

4月30日の日曜日。さわやかな青空だ。

土曜の昨日から、G・Wに入った。わが家のG・Wは、どこにも出かけない主義だ。混雑が妻の大敵だから。(昔は、たいてい九州に帰っていたなあ。)

昨日も昼過ぎまでは天気が良かったので、隣の入間市の公園に二人で出かけてみた。

コンビニで、おにぎりとサラダとお新香を買って、公園に行って食べる。この時期には最高だ。飲み物はわが家から持参する。店のは、どうも口に合わない。

新緑のグラデーションを背景に、様々な花々が美しかった。特にチューリップの鮮やかさは、際立っていた。

公園内は、緑いっぱいのなかにも、車いす歩行ができるように丁寧に整備されていて、子どもたちも多かったけど、私たちと同じような人も多く、落ち着いてひと時を過ごすことができた。

 

さて、憲法記念日も目の前、今読んでいる本を紹介したい。

「憲法が危ない!」鈴木邦男著 祥伝社新書

帯に「改憲運動に反省をささげた理論派右翼は、なぜ今異議を申し立てるのか?」と解説して、吹き出しで「自由のない自主憲法より、自由のある押し付け憲法のほうがまだいい」とある。

私は、この吹き出しの文句が、実に気に入った。思わず笑った!!

鈴木邦夫、その筋では名の知れた人だ。学生時代は「生長の家」学生会全国総連合の書記長。「一水会」を創設。新右翼の理論家として名を馳せてきた。

日本国憲法は、GHQが作り、占領下の日本に押し付けたものだと、一貫して憲法改正に取り組んできた人、それが鈴木氏だ。

その彼が、今そう言っているのだ。

ほかにも、あの小林よしのり氏が、護憲の集会に参加して壇上に立っているのを、ニュースで見た。

なんだか、不思議な時代になっていると思いませんか?

 

時の権力者が「歴史から学べ」などど正論を吐くときには、国民はすぐに信じたりはせずに、その言葉にある意図を読み取らなければならないのである。

これが、この本の最終章「私は憲法改正に反対する」の最後の一文。

 

護憲か改憲かを問うことより、まずわが国の憲法を知ることが大事だということだろう。

 

 

 

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