「言葉の力」について
5月29日の日曜日。今日も昼には28度まで気温が上がるらしい。
この数日、伊勢志摩サミットとオバマ大統領の広島訪問が、最も大きな話題となっていた。
オバマ氏の広島での言葉は、ある意味全世界が聞き入ったことだろう。
終戦から70年、アジア、ヨーロッパ、そしてアメリカ、それぞれにおいて、節目となるものだったと思う。
歴史に対する白黒の判断は避けていたが、言葉を選び、日本に対して、自国アメリカに対して、そして韓国にも「十分な配慮」をした言葉だったと思う。オバマ氏がベトナム訪問したことも合わせて、今回の行動と言葉は意味が大きかったと思う。(仕事をした、という感じ)
一方、伊勢志摩サミットだ。
地元特産品が品切れ状態というようなニュースを聞いた。それはいい。
でも、サミットの成果を説明できる人が、どこかにいるだろうか?
安倍首相は「リーマンショック前のような経済状況の危機」と話した。
他の参加国の報道からは、それに対して疑問と批判の声が続いている。
そして「消費税増税を再延期するための大義名分」として「芝居がかっている」というアメリカの報道。
2年前の増税延期の際、「増税実行を断言いたします」・・・。
ということは、これは政策の失敗ということになる、普通に考えて。
「コミュニケーション能力の向上」、これはこれからの教育の最大のミッションだ。
小中高を問わず、教科を超えて、取り組むことになる。
相手に伝える言葉の力、相手の心をくみ取る言葉の力、それが国境を越えて共有できるようになったら、確かにすばらしい。
そして、言葉には必ず責任が付いてくることも忘れてはならない。
今回の事例(サミットと広島)、参考になったのではなかろうか。
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