「覚える君」から「考える君」へ

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日本標準

2月14日(日)の朝。昨晩からの雨が降り続いている。

昨日は、福岡日帰り出張だった。

朝7時半に自宅を出て、午後8時過ぎに帰宅した。

それにしても、昨日の暑さは何なのだ?

気温が上がると聞いて薄手のコートにしたのだが、結局手荷物となっただけだった。今日も、こちら関東は20度を超えるらしい。

これでまた寒くなるから、体調を壊す人も出てくるのだろう。

 

さて、タイトルの「覚える君」から「考える君」へ という言葉。

2月20日付発行のブックレット「アクティブ・ラーニングとしての 国際バカロレア」(大迫弘和著 日本標準)についている副題だ。

戦後70年の「覚える」ことを中心とした教育から、「考える」ことを大切にする教育に変わっていくということを意味している。

そのことはいい。学校関係者も私たちも、その基本的なことは理解しているから。

でも、グローバル化に関するこれからの教育についての考察で大いに注目する記述があった。

・学校で学んだことが、ふと気づくともう役に立たなくなっている

・技術に関する情報は2年ごとに倍になっている

・技術系学科で学ぶ学生が、1年生の時に学んだ内容の半分は、彼らが  3年生の段階で時代遅れのものになっている

・2010年に需要の多いトップ10の職業は、2004年にはまだ存在していなかった

 

IT(情報技術)の進歩のスピードはすさまじい。

しかし同時にそれは、ITの劣化のスピードがすさまじいことを意味しているということだろう。昨日の斬新な技術が、今日は劣化した技術になるということになる。

ITの獲得(覚える)をめざす教育から、探求心を働かせてITを駆使する(考える)教育への転換が大切ということになるのだろう。

「情報」は、あっという間に賞味期限切れになる。

これが、今回学んだことである。

 

 

 

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