新しい年を迎えて思うこと

作成者:
日本標準

1月5日の日曜日の朝。 新年おめでとうございます。

今年最初のブログです。今年も(よければ)お付き合いください。

 

この休み中に、いちばん考えたことは「この世の中は、これからどうなるのか」ということです。はい、今さらながらですが。

「ネオサピエンス-回避型人類の登場」(岡田尊司著)を読みました。

人類の知恵の歴史「農業革命」から「産業革命」、そして「IT革命」と今日につながるのですが、前二つの革命は、それまでの生活(の苦労)を抜本的に解決する成果を上げてきました。今回のIT(情報通信)革命は、それがわからない。人類にとって幸か不幸か、人類がつくったものなのに制御できない。

わからないのに、逃げられない。そんな時代だそうです。

「回避型人類」とは、IT時代に生まれ育った人々の中に生じている人間性を指しています。(従来の「共感型人類」の対語として)

クール、のめりこまない、結婚しない、子どもを産まない・・・そんな傾向があるそうです。

今の子どもだけではありません。子どもの話しかけにスマホを見つめるのをやめない親も「回避型」なのです。

この回避型が増えて共感型を超えたとき、社会はどうなるのか。

私は、この本を読んで、このような提起と受け止めました。

この1年、しっかり考えてみたいテーマです。。

 

さて、明日は仕事始めです。(昨日から出社しているものがいましたが)

私はこの休み中、午前中はデスクワーク、午後から病院へ、という生活を毎日続けました。今日も同じです。

家人の容態は、あまりよくありません。とにかく痩せました。私はその様子にうろたえています。うろたえながら、これからのことを必死で考えています。

机について教育のことや仕事のことを考えているとき、少し心が落ち着きます。二つの関心ごと(心配ごと)でバランスを取っているようにも思います。

 

「誰も置き去りにしない社会」「誰も取り残されない社会」(インクルージョン)をめざすこと、それが教育の基本テーマだと思うのです。

今年も、よろしくお願いします。

 

 

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