東日本大震災、8年目を迎えた日に思うこと
3月11日の日曜日、そして東日本大震災から丸7年という日である。
・被害者 2万2千人以上(行方不明、関連死含めて)
・避難者 7万3千人
・人口減 25万人(岩手、宮城、福島)
これらは、現状の一部だ。
「復興の度合いは?」という質問に答えられない人もいる。原発事故による避難指示が解除されていない、現在居住者ゼロの地域だ。
7年前の大地震の余震が今も続いていると、昨日TVで聞いた。
九州では、新燃岳の噴火が続いている。
高い確率で大地震がもうすぐ起こるとも言われている。
各地の原発再開の動き、・・・・本当に、これでいいのか?
そして「森友問題」だ。
安倍首相は「財務省が解明に全力を」というが、はたしてそれでいいのだろうか?
佐川氏は、国会等での自分の発言に合わせるように、公文書の書き換えの指示を出したかもしれない。それはもう完全にアウト。
でもなぜ、佐川氏はそうしたのだろう。
これはもう「忖度」そのものだろう。
その結果、国税庁長官というポストを獲得したのだから。
ということは、佐川氏の辞任では済まないだろう。
何か悪いことを「した」人より、「させた」人のほうが本質的に悪い。世の中およそそう考えて間違いない。(でしょ?)
これらは、教育的に「悪い事例」だ。
そしてこの問題が、教育的にさらによくないのが、これまでさんざん嘘をついていたらしい言動だ。
「覚えがない」「記憶に無い」「処分した」・・・実は嘘だった。
明日の12日(月)になると、政府あるいは財務省からいろいろ報告があるのだろう。
私たちは、それらを聞くとき、誰が「した」より、誰が「させた」かを、よく考えなくてはならないのではなかろうか。
これからの「特別な教科道徳」では、「考える道徳」「自分自身で判断する力」が重視される。
「忖度」より「思いやり」を子どもたちに実感させたいと願っている私としては、この問題を見過ごせない。
まず、大人が今、その力を試されている。
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