「不謹慎狩り」とネット社会

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日本標準

今日から5月だ。

朝のウォーキングコースである入間川の河川敷には、大小の鯉のぼりがいっぱい並んで泳いでいた。G・Wらしい光景だなあと。

天気さえ良ければ、この季節がいちばん美しい。

昨日は、それこそ天気が良かったので、車いすを押して近くを散歩をしたが、川沿いの緑も、通りかかる家々の庭の花も、見事に美しい。

 

ところで「不謹慎狩り」という言葉が最近使われている。昨日30日の朝日新聞夕刊のトップ記事にもある。

著名人が、熊本地震災害などに対して「がんばろう」とか笑顔やハートマークなどをネットで発信したときに、「自分に酔っているだけ」「災害をアピールに使うな」「笑顔が不謹慎」といった批判が集中する現象が起きているようだ。

 

でもこの心理、災害時だけの問題ではない。日常的に存在しているのではないだろうか。

ネット社会の今では、誰もが自由に、世の中に向かって発信できるようになった。しかも自分を隠して(明かさないで)。

そしてそれが何かのきっかけで一気に広がる。

ときには一瞬にして凶暴性を持ち、獲物に襲い掛かるように。

私は、ネット社会の「負」の副産物なのだと思う。無責任な凶暴性が。

 

こんな状況に影響を受けやすいのが、子どもも含めた若年層であることは間違いない。

これからの教育を考えるときに、この問題を避けるわけにはいかない。

ところでこんな折、このブログの冒頭の記述「・・・が見事に美しい」などというのも不謹慎なのだろうか。

 

 

 

 

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